監督:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト
こちらはスパイク・ジョーンズの奥様で、フランシス・F・コッポラの娘。「ソフィア・コッポラ」の初監督作品。夫ほどぶっ飛んだものはつくらないが、父親譲りの味のあるシーンの中に時折登場する斬新な手法はやっぱり旦那色。そこに彼女の女性らしさが良い意味で生き、物語を繊細で叙情的なものに仕上げている。
物語は70年代終わり、郊外に住む厳格な数学教授の美人4人姉妹の末っ子が自殺未遂を図るところから始まる。鳥かごの中の鳥のように翼をむしられた少女達は最終的に謎の自殺を遂げるわけだが、決してサスペンスやホラーといった類ではなく、美しい少女達とそれに思いを寄せる少年達の短いながらも精一杯の思春期を描いた青春映画です。青春映画の永遠のテーマ「儚さ」を少女達の自殺によって表現するも、それを重たく感じさせないのは映画全体に流れる70年代ミュージック。そこらへんのセンスの良さはピカイチ。
映画と音楽の関係性をよく理解しているのがこの夫妻の強みでしょう。ファション誌を切り抜いたかのようなキュートなシーンの数々。映画「卒業」を思い出させるような10代の焦燥感。誰もが皆人を好きになることだけに一生懸命になれたあの頃にタイムスリップできるはず。
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The Virgin Suicides (ヴァージン・スイサイズ)
ラベル: Review-Movie
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