世界の民族分布から、その対立・紛争、差別・偏見…等々。
世界中で今起きている事を民族という視点でまとめており、分かりやすく充実している。
・チベット仏教の話。
・アボリジニの話。
・アフリカの民族紛争。
・中東・アラブの宗教対立。
個人的には、民族の問題を語る上での、言語とその記録の重要性が印象深かった。
過去に我々の知らない言語が存在していたとしても、記録がなれば、その文化ごと存在しなかったことになってしまうあたりとか。
あと、民族の起源、派生についても興味深い。
冷静にみれば、英語もフランス語もイタリア語もドイツ語もラテン語の方言で、最初は、東北弁と関西弁程度の違いだったはず。
それが、“関西人はこうやで!”的なナショナリズムがだんだん強くなっていくとボーダーが高くなり、理解しあえなくなる。
もちろん、地理的要素や宗教的要素は関係してくるけど、現在世界で起きている諍(いさか)いの起源は、結構そんな身近なロジックのような気がした。
文春新書:21世紀研究会「世界地図」シリーズ
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新・民族の世界地図
ラベル: Review-Book
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